和家具が演出する和風インテリアの魅力

 

2014/10/1 更新

 

葛篭(つづら)

葛篭(つづら)とは??

日本古来より現代に伝えられる収納具のひとつです。呉服などの衣裳用、身辺り品を整理するのに便利な小物入れなど様々な大きさがあります。今の住居は洋風の箪笥、また収納箱が充実しているためつづらを見る機会はまずないですよね。

つづらに使われている素材は、竹、紙、柿渋、カシュ−(漆に似た人工塗料)。職人が、竹を編み和紙を貼り、カシュ−を塗るまでのすべてが手作業。防虫、防腐、防水性をも良いのがつづらの強みです。修復も可能なため長期の使用に耐えるなどの特徴があります。

最盛期は明治時代から大正時代にかけてのころで、呉服の街として名高い日本橋には 葛籠の職人も多くいました 現在都内では2件のみといわれています。もはや日本における天然記念物ではないのかと疑いたくなりますが、祖父や祖母の家に行き、押入を空けてみると葛籠を見つけることができそうですよね。
 

葛篭(つづら)の特徴とは??

竹製なので軽くて通気性も良く、柿渋と漆の効果で湿度を適度に保ち、防虫、抗菌の効果があります。耐用年数は100年以上とも言われています。この耐久性の良さは使われている素材もさることながら、その頑丈さとデザイン性を両立させている職人の業によるものでしょう。

放り投げてもばらばらになりにくいので、火事などの緊急時に雑に扱われても中に保管していたものを守るという特徴もあります。

葛篭(つづら)の製作工程は??
編む 細く幅をそろえた竹を縦横に編み、四角い箱の形を作る。
貼る 中に和紙を貼り込んでいく。ここで使用される和紙は帳簿などをリサイクルしまし、角には補強材として古い蚊帳の生地をあてた。
塗る 最後に柿渋を塗り、漆(現在はカシューが多い)塗りを経て出来上がり。家紋を入れる事が多い。

葛篭(つづら)のお手入れは??
普段は柔らかい布で乾拭きをします。汚れが酷い場合は中性洗剤で水洗いし、日なたで十分に乾燥させましょう。天然素材なので、温度の変化に敏感で伸縮が生じます。

乾燥による割れを防ぐためには固く絞った濡れ雑巾で拭くと良いです。湿気の多い場所ではカビが発生しやすいので、換気や除湿を心がけてください。

  ○日本のむかし話の「舌きりすずめ」が入っている容器として、大きな葛籠と小さな葛籠が登場します!

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